Elephante

コラムcolumn

2021年08月16日(月)

シナリオ制作会社の代表がコロナで入院した話(3)

ここで入院時に必要なもの、あった方がいいものをちょっとまとめてみます。
コロナ患者は入院後は外部との接触を断たれるので、救急車を呼んだ歳に準備が必要です。

・ある程度の現金(売店での購入代行やテレビやパジャマなどのレンタル代等々)。
・保険証
・スマホ、PC、タブレット、充電ケーブルなど
・着替え、タオルなど多めに。
・ヘッドフォン、イヤフォン、耳栓

実際、お金や保険証は後からでもなんとかなると思います。
着替えなども病院で貸してもらえると思うので……絶対必要なものはあまりなさそうですが、
回復してきたら外部との連絡手段としてもスマホは必須かと思います。

あと、イヤフォンや耳栓も必須です。
基本的に今は大部屋での入院になる上に、周りがずっと苦しんでいる声や
うめき声が常に聞こえてくるからです。
自分は大分慣れました(というかマヒしていた)が、退院して自宅に戻ってきて、
その夜の静かさに本当にほっとしました。アレは本当にメンタル削られます。

ちなみに入院時、最初の数日は苦しくて起きることも食事も取れず、
トイレに行くにも常に酸素ボンベを付けている状態で相当キツかったです。
ただ、酸素濃度などを常時モニタリングされている状態になるので、
安心感は自宅療養時の比ではありませんでした。

看護師さんも2~3交代制でかなり頻繁に熱や状況のチェックをしてくれて、
夜中でも何かあれば即対応……本当に感謝しかないです。
誰か良くなっても即、次の患者さんで埋まっていく病床での大変さは想像に余りある。
あの人たちの給料は三倍にしてあげて欲しい。

入院後は自分はアビガンをメインにカロナールで解熱、ステロイドや血流をよくする薬、
血栓を作らないようにする薬を飲みつつ、点滴も行っていきました。
(すべて投薬して良いかの確認を書面でもかわしました)
ある程の食事が出来るようになるまで3日ぐらいかかったような気がします。
(この辺の記憶がかなり曖昧)

途中から薬が効いたおかげか、酸素濃度も改善されて熱も引いていきました。
いわゆる重症化の手前で、なんとか踏みとどまった形です。
ここから重症化してしまうと、人工呼吸器付けてICUに……となりかねなかったので、
回復して本当に良かったです。

ちなみに自分の場合、小児喘息の経験と高血糖気味であったこと以外、
基礎疾患もありませんでした。喫煙、飲酒もナシ。
それでもこうして悪化することもあるので、皆さんも本当に気をつけてください……。

その(4)へ続きます。

日暮

ページの一番上へ