コラムcolumn
2020年11月11日(水)
シナリオ制作会社って、どう選べばいいの?
今回はどちらかというと、クライアント様向けのお話し。
(そして最初に書いておきますが弊社の宣伝です!)
シナリオ制作を外注しようと思って検索してみたら、
出てくる出てくる大量のシナリオ制作会社……!
(いつの間にこんなに増えたの!?)
地域分布としては関東がほとんどですが、
全国含めると軽く50社を超えているようです。
はて? では、どこに発注すればいいの?
そもそも、会社によって何か違うの?
これが、シナリオ制作会社の歴史がまだ浅いこともあって、
会社毎に特色がかなり異なるんですね。
以下におおまかにまとめてみました。
■TYPE1
ベテランのシナリオライターメインで構成されている会社。
作家性が高く、それぞれのライターが代表作を持つ。
反面、相性問題とコスト高のイメージ。若い人材に乏しい。
そもそも数が少ない。
■TYPE2
仕事の出来るシナリオライターが、仲間を集めて起業した会社。
師匠+お弟子さん的なところもあります。
常駐スタッフは3~多くて10名ぐらいでしょうか。
TYPE1もですが手が足りない部分は断るか外注さんへ。
■TYPE3
仕事の出来るシナリオライターが、個人で起業した会社。
仕事を絞るか、ご指名の一部以外は外注にお願いする形。
多いのは、2と3のタイプです。
当然ですが仕事は出来る人のところに集中するので、
やがてひとりでは捌ききれなくなります。
結果、外注さんにお願いするなどしていると、
税金などの面で法人格にせざるを得なくなってきます。
(逆に人を使うのが苦手な方は、そのまま個人で続けてたりもしますね)
また、最近では特にスマホアプリのクライアントが
社内コンプライアンス的に法人への発注に限定することもある、
というのも理由のひとつです。
(昔はそんなことなかったんですけどね……)
■TYPE4
人材派遣系の会社。
「登録人数〇〇〇〇人!」みたいなウリ文句の会社さんですね。
登録人数と、こなしている仕事の数の割合がいつも気になります
(ごく一部の人以外、生活出来るのかな……)。
料金に折り合いが付けばスケジュールなどで
断られることはないと思いますが、
正直、玉石混淆でトラブルも多い印象。
■TYPE5
ライトノベル作家などが集まった会社。
最近増えてますね。
ライトノベル作家がそれだけで食べていくのは
相当厳しくなってきているため、兼業でやっていることが多いようです。
ただ、ライトノベルとゲームシナリオでは
やはりお作法が大分違いますので、仕様など最初に綿密な打ち合わせが
必要と思われます。
あと、どうしても自分の作品を優先したくなりますよね……。
作家性が高い反面、融通が利きにくい印象もあります。
(まぁ、これは人によりますが……と言ってしまったらどこもそうなんですが)
■TYPE6
特定ジャンルに特化の会社。
女性向けや18禁などがイメージしやすいでしょうか。
最初からそのジャンルに特化というよりは、
結果としてそうなっていることが多いように思います。
人数は少なめ。
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自分がぱっと思いついただけでも、上記の通り色々なタイプの
会社さんがあります。
(もちろん、これですべてがカテゴライズされているわけではないです)
そのため発注されるクライアント様も、それぞれのサイトなどで、
発注される内容に合った会社かを見極めた上で、
ご依頼されることでトラブルを減らすことが出来るのではないでしょうか。
少なくとも、各社の業務実績などはざっとでも良いので
眼を通しておいて頂けた方が良いかと思われます。
正直、作家性による部分もありますので相性問題もあります。
同じ会社に所属していても、Aというライターは合わなかったけど
Bはベストマッチ! みたいなことも普通にあり得ることです。
(もちろん、監修時などにそうならないように調整はするのですが)
ただ、ひたすら物量やスピードが必要な案件を作家性優先の所に依頼したり、
女性向け特化な所に男性向けを依頼するなどのミスマッチが発生すると、
結局外注さんに頼らざるを得なくなると思われます。
また、修正の対応なども各社大きく異なってきますので、
最初に確認しておくべきですね(回数制限、追加料金などですね)
そんなわけで、ここからは弊社・株式会社エレファンテの
特色です!(宣伝まで長かった!)
エレファンテのシナリオ制作部は基本的に内勤スタッフで、在籍している
15名全員がシナリオライター/ディレクターで構成されております。
(コロナ禍のため、現在点ではリモートワークがメインになっています)
すべての案件は社内ディレクターを担当者として設定し、
その管理下で社内スタッフ、またスケジュールやボリュームにより
これに加えて、お付き合いのある100名を超えるフリーのシナリオライターさんたちのなかから、
常時数十名の外注ライターさんにもお仕事をお願いしています。
なお社内ディレクターは自分でも執筆可能なスキルを持つため、
監修や修正等、きめ細やかな対応が可能です。
また、同じゲームシナリオ制作でもコンシューマゲームのシナリオ制作、
スマホゲームのシナリオ制作などでもそれぞれ仕様や作法が異なりますが、
それぞれに多くの実績を持っているため、
クライアント様の仕様に合わせた対応が可能です。
ゲームシナリオ制作以外でも、アニメ脚本、ドラマCD、ライトノベル、
小説、実写、朗読や舞台脚本、VTuber関連などなど、
様々な経験と実績があります。
最近では脚本に限らず、世界観設定やキャラの設定、ボイス作成などの
ご依頼も多くあります。
さらに半数が女性スタッフですので、それぞれの女性向け案件の実績も豊富です。
そして……実はシナリオや脚本以外のお仕事も色々やらせて頂いているのですが、
長くなりましたのでその辺はまた今度!
次回、「え? エレファンテって何の会社なんだっけ?」(予定)
日暮茶坊